OPELAⅢ寄贈レポート:Hôtel-Dieu de France病院(レバノン)

本田浩之さまから心温まるご寄付をいただき、5台のOPELAⅢをスーダン、レバノン、インドに寄贈したことはすでにお伝えしたとおりです。4月にはスーダンへの寄贈レポートをお届けしましたが、今回はレバノンへの寄贈レポートをお届けします。

Hôtel-Dieu de France(オテル・デュー・ド・フランス)病院

レバノンにおけるOPELAIIIの寄付対象施設は2ヶ所あり、今回はその内の1ヶ所であるHôtel-Dieu de France病院への寄贈についてのレポートです。

レバノンの大学病院であるHôtel-Dieu de France(オテル・デュー・ド・フランス)病院は、1923年に創設されました。建設計画は第一次世界大戦より前から進んでいたという歴史ある病院です。ベイルートにあるセントジョセフ大学が運営している非営利の大学病院であり、年間3万件以上の救急救命症例を扱います。レバノンだけでなくシリアやイラク、ヨルダンから搬送される患者も受け入れているのだとか。

2020年に起きたベイルートの爆発事故はまだ記憶に新しいところですが、1975年から1991年まで続いたレバノンの内戦など、レバノンにおける緊急事態に寄り添い、支え続けてきた病院でもあり、常に質の高い最先端の医療を患者に提供することを使命に掲げています。

ベイルートの爆発事故では病院に入りきらないほどけが人が溢れ、一部の治療を駐車場で行ったそう。「あの時OPELAIIIがあれば……。」とありがたいお言葉を頂戴しました。

Hôtel-Dieu de France病院公式サイト(英語)

贈呈式の様子

OPELAIIIの贈呈式は去る6月20日に行われました。式典は終始和やかな雰囲気で進み、院長からは寄付金証明書にサインをいただき、これからのレバノンの医療にOPELAIIIを有効に活用してくださるとお約束いただきました。

OPELAIIIがレバノンの医療に役立ち、多くの医療関係者や患者様に喜んでいただけるのは弊社としても嬉しい限りです。

ご寄付いただいた本田さまと、寄贈にあたってご協力いただいた病院関係者や現地代理店の皆さまに、改めて心より御礼申し上げます。